2018.05.20グルメ

【お土産特集】煮物・天ぷら・洗顔スポンジにも?!中嶋商店「凍みこんにゃく」(茨城県)

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茨城名物「凍みこんにゃく」

※画像はイメージです

 

煮物や天ぷらなどのお料理はもちろん、なんと“洗顔スポンジ”としても使える、便利なこんにゃくが存在するのをご存じでしょうか。今回は、伝統的な製造方法によって誕生した、中嶋商店「凍みこんにゃく」をご紹介します。全国に類を見ない、珍しい食材の利用方法やその歴史についてお伝えします。

 

凍みこんにゃくとは?

凍みこんにゃくは、薄く切ったこんにゃくを、凍らせて乾燥させて作られるものです。状態によっては50年もの長期保存ができることから、かつては全国で保存食として作られていました。しかし、生産にかなりのコストがかかるため徐々に生産地が減少し、今では茨城県のみに限られてしまっています。

 

生産者のたゆまぬ努力の結果、昨今ではテレビや雑誌を中心に数多く紹介され、ふたたび注目を集めるようになりました。低カロリーでかつ噛み応えがあるため、ダイエット中の方やカロリー制限をされている方にもおすすめです。通常のこんにゃくよりも味がしみやすく、常温での長期保存が可能なため、家庭料理にも重宝されます。

 

凍みこんにゃくの利用法

凍みこんにゃくの利用法

※画像はイメージです

 

茨城県にある天下野(けがの)の自然の中で作られる凍みこんにゃくの、意外な利用方法をいくつかご紹介します。

 

煮物や揚げ物にする方法

凍みこんにゃくは、通常のこんにゃくと同様に、煮物・きんぴら・豚汁の具などのお料理に使えます。味がしみやすく、噛み応えがあるこんにゃくを、さまざまな料理に活用してみてください。中でもおすすめなのが、天ぷらやフライなどの揚げ物です。

 

天ぷらの場合は、凍みこんにゃくを水で戻してカットし、衣をつけて揚げるだけです。フライの場合は、水で戻してカットしたら、しょうゆ・みりん・酒・砂糖などによりお好みの下味をつけ、衣をつけて揚げます。

 

洗顔スポンジに使う方法

凍みこんにゃくは、洗顔スポンジとして利用できます。洗顔スポンジとして利用する場合は、10分ほど水またはお湯につけ、十分に灰汁抜きをしてから使用しましょう。使用後はすすぎ洗いをし、陰干しをすればくり返し使用可能です。ただし、戻した凍みこんにゃくは気温により傷みやすくなりますから注意しましょう。

 

中嶋商店「凍みこんにゃく」について

中嶋商店「凍みこんにゃく」

※画像はイメージです

 

こちらでは、茨城県で伝統的な製法により作り続けられている、中嶋商店「凍みこんにゃく」についてご紹介します。

 

天下野での伝統的な製造方法

中嶋商店がある茨城県の天下野には、伝統的に伝わる凍みこんにゃくの製法があります。厳冬期、稲刈りが終わった後の田んぼに藁を敷き詰め、薄く切ったこんにゃくを1枚1枚丁寧に並べます。1日に何度もこんにゃくへ水をかけたり、ひっくり返したりしながら、自然の中で冷凍および乾燥をくり返すこと約1カ月。凍みこんにゃくは、このような天然のフリーズドライにより作られているのです。

 

伝統を継承しているのは全国で2軒のみ!

この地域での凍みこんにゃくの製造は、1795年に丹波の国(現在の京都や兵庫)から天下野高陽(現在の常陸太田市天下野町)に伝わったのが始まりとされています。凍みこんにゃく作りに適した自然環境があったことから、昭和の初めには50軒ほどの農家が、冬の農閑期を利用して凍みこんにゃくを作っていたようです。

 

しかし、重労働や高齢化により次々と凍みこんにゃくの生産者が減った結果、1984年には全国で1軒のみとなってしまいました。ついに最後の1軒が生産を辞めることになったとき、そこで一念発起して伝統の製法を継承したのが、中嶋商店の中嶋さんです。今ではお隣の大子町にも生産者が現れたようで、生産者は全国で2軒となっています。

 

おわりに

茨城県の限られた地域で作り続けられている伝統食材、中嶋商店「凍みこんにゃく」についてご紹介しました。自然の力で冷凍と乾燥をくり返して作られる凍みこんにゃくは、長期保存が可能です。低カロリーで噛み応えがあるため、ダイエット食品や健康食品としても重宝されています。手間暇かけて造られた伝統の味を、ぜひお土産としてお選びください。

 

参考情報

※ご紹介した商品のアレルギー情報は、念のためメーカーサイトにてご確認ください。

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